外断熱の健康住宅【健=人+建】
建物の健康(耐震について)
「住まいと健康」
建物も住む人も健康であることが大切ということです。
建物の健康
色々な「健康」がありますが、今日は「耐震性」についてです。
私が住む宮城県では、「木造住宅の耐震診断・耐震改修助成制度」
というものがあります。
今年、耐震診断方法が改正された事もあり、
3/8(火)に講習会を受けてきました。
以前、「地震保険の加入率は宮城県が最も高い」
と聞いたことがあるので、耐震改修も
結構行なわれているのかと思っていました。
ところが聞いてみると、、、
宮城県ではH15から耐震診断業務をはじめ、
H15,16で約3,600件の診断を行なっています。
(H16は見込みです)
そのうち、何らかの改修が必要なお家は8割〜9割とのこと。
ところが、改修工事が行なわれたのは、、、、、
86件。
耐震補強工事の先進地?である静岡、横浜あたりでは
考えられない数字だと思います。
なぜ、こんなに改修工事が少ないのか?
宮城県では、耐震補強で助成金をもらうためには、
「宮城県指定の耐震診断→改修計画」を経なければいけない事になっています。
悪徳業者による耐震補強を防ぐ意味合いもあるでしょうが、
ちょっと使いにくい感じもします。
また、「いつ来るか分からないものにお金をかけたくない」
「本当に耐震補強の効果があるか分からない」
というお客さんの気持ちも分かります。
耐震診断は大切ですが、実際の建物が
シミュレーション通りに動くとは限りません。
現在私が「ひょっとしたら一番正確な診断のでは?」
と思うのが「動的耐震診断」という方法です。
実際に建物に揺れを与えて測定します。
改修前、改修後のデータを測ることで効果も確認できます。
お家の耐震性に不安がある方は試してみてはいかがでしょうか?
(って宮城県の人はどれくらいこのブログを見てるのかな、、、、)