外断熱の健康住宅【健=人+建】
悪徳業者が栄える時代なのか?
地場の工務店としては、ご近所さんから
お家の相談を受けることもあります。
昨年11月の事です。一本の電話がありました。
ご近所にお住まいの方でした。
お客さん「そちらのニュースレター
(情報誌)をいただいている者ですが、
シロアリ業者さんから、床下の湿気が高くて、
基礎や鉄骨も劣化してるっていうんです。
ちょっと見ていただけませんか?」
私「分かりました。では床下のほうから点検させてください」
お客さんの家に行って床下に潜りました。
確かに少々問題のある箇所はありましたが、
大きな問題にはなりません。
私「床がたわむ原因は分かりました。
でも構造的に大きな問題はありませんよ。」
お客さん「ええっ、だって最低限70万円くらいの
工事が必要だって言われたのよ」
私「その必要性があるようには思えませんね」
お客さん「そうですか。安心しました。どうもありがとうございます」
・・・・・・結局、仕事にはつながりませんでした。
それを、建築仲間のタカハシさんに言うと、
「うん、俺も結構あるんだよね。正直に『工事しなくていいんじゃないですか?』って言っちゃうんだよね。 悪徳業者のように仕事さえとれればいいって思えないよね。」
う〜ん、今は悪徳業者が栄える時代なのか?
ところが先月、そのお客さんがひょっこり事務所にやって来ました。
お客さん「昨年、家をみてもらいましたけど、
お風呂の工事をお願いしたいと思うのです。
予算的に大丈夫だったら、キッチンまで交換したい
と思うので見積をお願いします。」
結局、お風呂工事(在来→ユニット)、キッチン交換、
床一部貼り替え(コルクタイル)、給湯器交換、
床下根太補強 までご注文をいただくことができました。
やはり、見ている人は見ています。
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