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内部結露対策

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外断熱の健康住宅【健=人+建】

内部結露対策

2005年11月15日

「住まいは夏をもって旨とすべし」

吉田兼好が徒然草で語ったように、
湿度の高い日本では、
「風通しのよい家」がよい
と考えられてきました。

しかし、この考え方は建物(特に木)
にとっては良いのですが、
住んでいる人には決して優しい
とは言えません。

これから家を建てたい人が
「風通しが良くて寒い家がいい」
なんて言うわけないですし、、、。

そんなことで、住宅は「断熱化」
に向かいます。(冬暖かい家へ)

ところが、この「断熱化」が今度は
住まいの寿命を縮める「内部結露」
につながってしまいます。
(断熱のとぎれたところで結露が発生)

一般に、木造住宅の場合は、
床下空間や小屋裏(屋根)空間に加え、
内壁の間(柱と柱)、
1階天井と2階床の間に空間があります。 
この見えない空間をつなげることができれば、
空気が流れる道が確保され、
風通しが期待できます。

ところが、そこには「断熱材」が詰められ、
風の道がふさがれてしまいます・・・・

さらにそれが、施工中の雨、木材、
外の湿気を吸ってしまい「ウェットな断熱材」
になっていたり、さらにひどい場合は
「ジューシーな断熱材」へと。。。

さて、その後はどうなるでしょう???

住まいに優しくすれば、人に厳しい。
人に優しくすれば、住まいに厳しい・・・・。

「風通し」を大切にしながら「断熱」
したい。何とかなりませんか?????

といったことから、この「風の道」を
確保しながら「断熱」を進めるために、
パッシブエアサイクル住宅では、
まず外張り断熱(外断熱)
を採用することになりました。
(今から20年以上前のことです)

そしてこの「風の道」は、内部結露対策
以外にも効果があることが
だんだん分かってきました。

つづく

20年以上前から「結露対策」を考えてきた住宅

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