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「本物の畳」の価値をわかる人、感じない人

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外断熱の健康住宅【健=人+建】

「本物の畳」の価値をわかる人、感じない人

2006年03月28日

昨日、あるお家に「畳」をお届けに行きました。
(届けたのは畳屋さんで私は立ち会っただけですが)

その「ある家」というのは、新築したて。
昨日が引渡し日だったんです。

(念のために言っておきますが、私は
下請けではなく、畳だけをお施主さん
からご用命いただきました)

お施主さんは、とても健康に関心があり、
「和」も大好きなのだが、現在
まともな畳がないということを知っていたので、
畳の部屋は造らないつもりだったとの事。

ところが、当社のご案内で
「ワラ100%の床、減農薬天然泥染めの国産イグサ」
の畳があることを知り、
どうしても頼みたくなったそうです。

その他に本当は内装も頼みたかったそうですが、
そこまですると、新築工事を請け負った会社との間で
問題が発生しそうなので、辞退させていただきました。

(新築工事そのものを頼んでいただければ
良かったのですが、既に契約後だったので、
せめて畳だけでも・・・と思ったそうです)

敷きこみ作業の時は、ちょうど引渡しの最中
だったので、そちらの住宅会社(大手ハウスメーカー)
の方も数名来ていました。

実は敷きこみ作業をしていた畳屋さんは、
そのメーカーの仕事もしていたようで、
「な〜んだ、○○さんに頼むんだったら、
うちで発注すればよかったじゃない」
なんてことを言っていました。

すると、、、

畳屋さん
「いや〜、イグサと床の種類が違うんだよね。
こっちは100%ワラの本畳なんだわ」

Hメーカー
「ワラ?スタイロ畳じゃないの?」

今時、なんでそんな畳を使うの?
といった不思議そうな顔をしていました。

日頃からハウスメーカーとの接点は
ほとんどないのですが、やっぱり
視点が全く我々と違うんだな〜と
感じてしまいました。

「安全性」「本物の素材へのこだわり」
といった意識は薄く、
F☆☆☆☆(低ホル)ならOK。
あとはデザインを良くするのが
「いい家」といった感じがしました。

敷きこみが終わった後、お施主さんは
「やっぱり本物は気持ちがいいですね〜」
と喜んでくれましたが、
ハウスメーカーの方は
「別に単なる畳でしょ?」
程度の表情でした。
(まあ、化学畳の毒性とかには全く無関心なんでしょうけど)

ただそういった会社が、
当社より遥かに多くの住宅を
建てているんですよね。

ちょっと複雑でした。。。

(でもそんなことで信念は揺らぎませんのでご心配なく!)

 

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