外断熱の健康住宅【健=人+建】
屋外のスロープ
2017年03月16日
車いす利用の有無に関わらず、
玄関アプローチにスロープを設置して欲しい
という話をたびたびいただきます。
ベビーカー用、自転車用といった感じだと、
勾配もそれ程気を使いませんが、
車いすとなるとやっぱりとても気になります。
押してくれる方がいるかいないかも
大変大きいのですが、、、。
バリアフリー法の建築物移動等円滑化誘導基準によれば、
車いす使用者のスロープ(屋外) =1/15以下、
(屋内) =1/12以下ということなのですが、
実際に個人のお家でこれを満たそうと思うと、
とてもスペースが必要となります。
また、スロープには屋根をかけて欲しいと言われることが多く、
ひたすら一直線な形状にするのも危険ですので、
踊り場的な部分が必要になり、
さらにスペースが必要になります。
ご相談の結果、誘導基準までのゆるい勾配でなくても
大丈夫と言われることがほとんどですが、
こういった外部のスペースが建築計画を大きく左右
しそうな場合、早めの段階からしっかりと配置を考える
ことがとても重要です。
これは新たに土地を買う場合も同じですね。
何事も早めにご相談いただければと思います。
本日もブログをご覧いただき、ありがとうございます。
快適に暮らせる家づくりをお勧めする
㈱仙台エアサイクル住建の柏倉勉でした。