外断熱の健康住宅【健=人+建】
仙台で注文住宅。長持ちする家が欲しいのですが
「仙台で注文住宅を建てたいのですが、長持ちする家にしたいのです」
昨日、今日と完成住宅の個別見学を行ったところ、ほぼ同様のお話を聞きました。
せっかくの新築ですから、「長持ちする家」
とてもよいお考えです。
さて、「長持ちする家」というのは、単に家が長く持てばよい
ということではないと思います。
家の寿命が長く、そこで長く暮らせるということが大切です。
つまり、建物と人の健康を同時に成り立たせるということが必要です。
では、そのために、どのようなことに気をつけたらよいのでしょう。
お話してみたいと思います。
まずはしっかり「強さ」を確保する
仙台で自然素材を使った注文住宅を建築している地場工務店、
仙台エアサイクル住建の柏倉勉です。
当社では、創業以来、「人の健康」と「建物の健康」を、
長く暮らせる家のキーワードとして考えてきました。
ところで、日本の住宅の寿命は26~30年と言われています。
なぜ、このように短命なのでしょうか?
理由はさまざまあると思いますが、一つは建てた段階での強さが
不足していたことにあります。
ここ数年、各地で大きな地震が起きています。
実は住宅の耐震基準は、大きな地震災害を経てどんどん変更されています。
近年で最も大きな変更としては、平成12年の変更です。
それ以前が昭和56年です。
それぞれ阪神大震災、宮城県沖地震がきっかけになっています。
現在は、耐震等級という区分がされていて、1が建築基準法レベル、
2がその1.25倍の強度、3がその1.50倍の強度になっています。
間取りとの兼ね合いもありますが、できるだけ3での計画をお勧めします。
強さを「維持する」ためには湿気対策が大切
さて、家そのものを「強く」つくりました。
それで十分でしょうか?
そうではありません。ものには「劣化」ということがあります。
日本は湿度が高い地域です。
建物を健全に保つには、湿気対策がとても大切なんですね。
ちなみに当社では、家の大事な骨組み部分の木に湿気が淀まないように、
流れる空気を触れさせるしくみをとっています。
(パッシブエアサイクル工法)
冬の寒さや使い勝手の悪さも寿命に関係する
さて、耐震性が優れていて、湿気対策もしっかりしていれば、
長く住めるでしょうか?
ここに落とし穴があります。
いくら丈夫であっても、住み心地が不快であればどうでしょう?
住替えたくなるか、リフォームしたくなるか、建替えたくなってしまいます。
現在、住まいの「不快」の代名詞のようになっているのが、
「温度差」と「結露」です。
しっかりとした断熱性能を持たせて、施工をしっかりすること
が大切ですが、間取りも大切です。
間取りによって「温度差」や「結露」が出やすい、出にくいがあるのです。
また、長い間生活するうちに、家族構成が変化したり、
用途が変わってきたりしますから、できるだけ変化に対応できる
間取りにしておいたほうがよいのです。
部屋をあまり細かく区切らないとか、構造的は
変更に対応しやすい木造住宅にしておくことをお勧めします。
「本物」を使うことも大切
なんとなく「古くなってきたなぁ、、、」
「みすぼらしくなってきたなぁ、、、」
と思うと、そろそろ寿命では? と感じてしまうことが多いのです。
現在、一般的に使用されている新建材のフローリングや
ビニールクロスは、出来上がった瞬間が最高に美しく、
どんどん劣化していくものです。
一般に使用されている合板のフローリングは、
キズがつくと下地のベニヤが見えてきます。
日当たりのよいところは剥がれてきます。
こうなると、、、かなり貧相に見えます。。。
ビニールクロスは、発泡剤や柔軟剤が入っているので、
それが抜けてくると硬くなり、継ぎ目が目立ってきます。
これも、、、貧相に見えます。。。
一方で、無垢材の場合は、年数が経つごとに、深みを増してきます。
キズがついても味わいがあり、愛着もでてくるんですよね。
健康への配慮という点でも優れています。
いかがでしょうか?
長持ちする家を建てるためには、まず構造の強さをしっかり確保する。
つづいて、その強さを確保できるように湿気対策をきちんと行う。
家族やライフスタイルの変化に対応できるように、
可変的な間取りや変更可能な構造を選択する。
経年劣化する建材ではなく、経年変化が美しい「本物」を使用すること。
こういった点をぜひ参考にしていただきたいな、と思います。
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仙台エアサイクル住建は、自然素材を使った注文住宅の新築
とリフォームを行う会社です。
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