外断熱の健康住宅【健=人+建】
仙台で新築。家事動線の盲点かも・・・
このようなお話を聞くことがあります。
現在は共働きの方も多く、奥様はますます忙しい。
ですから、家事がしやすい家って大事ですよね。
さて、「家事がしやすい家」ということですが、新築を建てたことで、
アパートよりも家事が大変になることがあります。
「えっ?アパートよりも家事がしにくくなるんですか?」
そうなんです。意外に思われるかもしれませんが、だからこそ
気をつけていただきたいことを中心に今日はお話してみたいと思います。
特に面倒くさいと感じる家事は?
仙台で自然素材を使った注文住宅を建築している地場工務店、
仙台エアサイクル住建の柏倉勉です。
生活に必要なこととはいえ、忙しい仕事の合間をぬって家事をするのは大変ですし、小さなお子さんの育児まであれば、なおさらですよね。
先日、あるサイトにこんなアンケート調査結果がのっていました。
Q.特に面倒くさい・苦手だと感じる家事は何ですか?
<女性>
第1位 料理 16.5%
第2位 洗濯 16.0%
第3位 アイロンがけ 12.2%
第4位 食器洗い 11.0%
第5位 トイレそうじ 10.0%
この中で、4位と5位は住宅設備の工夫で、若干楽をしていただくことが可能です。
一方、1位と3位はなかなか住宅面での対応は難しい気がします。
そして、意外と建築側の工夫で労力に差が出そうなのが2位の「洗濯」ではないでしょうか。
一般的な「家事動線が良い」の間違い
注文住宅を建てる際、決まって「家事動線をよくしたい」というお話は出ます。しかしその場合で多いのが、「台所と洗面所を近く」というご要望です。
ところが、洗濯の時に大切なのは、台所と洗濯機までの距離ではありませんよね?
洗濯機と物干し場までの距離のほうではありませんか?
アパートに劣る戸建ての物干し動線
通常、戸建て住宅だと洗濯物は2階のベランダで干すか、
あるいは、キッチン脇の勝手口から出たところにつくったテラスで干すか、
リビングなどから外に出て、庭に干すか、
ほぼ全ての家が、このどれかです。
洗濯物が丸見えであれば、せっかくの素敵なお家もそれだけで台無し
になってしまいます…。
それに加えて、家族構成も分かってしまうので、防犯面においても
決して良いとは言えませんよね?
また、2階に洗濯物を干すとなれば、作業の負担が当然増える
ことになり、毎日のこととなればちょっと大変です。
これまでアパートに住んでいたときよりも物干し場までの距離はグッと遠くなります。
1階の勝手口から出たテラスに干す場合や、庭に干す場合は、
負担は一見減ったかのように感じますが、スリッパに履き替えて
外に出ないといけないとなると、寒い時期はちょっと憂鬱ですよね。。。
年をとったら危険が増します
2階に干す場合だと、家を建てた当初はいいですが、将来的に足腰が弱くなってしまうと危険も増します。
水気を含んだ洗濯物を運んでいるときに、もし足を滑らせたら・・・
案外、このあたりは生活をしてから初めて実感することも少なくありません。
本来はこのあたりの家事のことをしっかりと考えて家づくりをするべきなんですけどね。
本当に暮らしやすい家事動線を考えた家づくりセミナー
洗濯から物干し場までの動線はもちろんですが、どうやったら掃除や
片づけがしやすい家になるのか?
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