「設計と現場日誌」
外装工事
2007年05月11日
岩沼の工事現場では外装の工事中。
最近定番になってきている「白州そとん壁」の塗り壁仕上げだ。
最近定番になってきている「白州そとん壁」の塗り壁仕上げだ。
工期短縮を考えると余り採用しづらいのがモルタル壁などの左官材料かもしれない。
でも、工事期間よりもその後の生活の年数の方がずっと長い。建築途中を楽しめるくらい、工期があった方が良いんじゃないかと個人的には思っています。
火山灰を原料としているそとん壁は、樹脂や溶剤が入った吹き付け剤を使わなくて良いことと、自然の素材顔料だけでできていると言うことで新築現場に最近多く採用している。
左官屋さんが鏝で、二回塗って仕上げる。現在の写真は下塗りの状態。
塗る作業も結構重労働だが、その前のラス張り(金網張り)がキモでもある。
この金網がしっかりと張られていないと、塗り壁材のひび割れの原因になってしまうのです。
さらに、下塗り材を塗るときには、併せてガラス繊維でできたメッシュを一緒に塗り込む。
これもひび割れ防止のため。
それでも多少のヘアクラック(髪の毛程度のひび割れ)は避けられないことが多い。