「設計と現場日誌」
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
平成24年がスタートしました。
ブログをご覧頂いている皆様、有り難うございます。
新しい年がすべての人にとって豊かで幸せの多い年になりますよう、願いたいと思います。
年末年始、私は恒例の盛岡帰省。女房の実家です。
お舅さんは青果の仲卸3代目。まだ現役で働いています。食材を卸しているという関係で、盛岡近郊の玄武温泉「風柳邸」で年越しをしてきました。
今は町中の八百屋さんってほとんど見ませんよね。イオンさんなどのスーパーで野菜を買う家庭がほとんどではないでしょうか。お舅さんの会社も、卸先の小売店がだんだんと減り、かといってスーパーは価格だけで判断されてしまう。活路を料理屋さんに求めていると言います。
良い料理を作っているところには良い野菜が売れる、自分の専門知識を生かせると言うわけです。
風柳邸の板長 中野さんの腕前もちゃんと知っているわけです。料理を頂いているときも「これはうちから入れた材料だ」などど教えてくれました。
(↑この器は、カボチャを彫って作られています。一つ作るのに40分掛かるそうです。)
こちらの旅館の魅力は間違いなく料理ですが、それを作っている板長さんの人柄にも感心します。
夕食の時も宴会場までご挨拶にいらっしゃいましたし、朝食会場でもお客様をお迎えしていました。
宿を出るときも玄関までお見送りしていただきました。
オーナーは別にいらっしゃるようですが、板長さんが実質の経営者のようです。
ユニークなのは、最近始めたようなのですが「ペットが同じ部屋で泊まれる」ことです。
夕食のときも隣の部屋からは犬の鳴き声がしていました。
これも板長さんのアイディアらしいです。
確かな技術と他と違うユニークさ、分野は違いますが勉強させていただきました。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
柏倉智弘