「設計と現場日誌」
日本一の広告会社、電通さんの本社ビルへ
すばらしい会場です。
プログラムをご紹介します。
主催者ご挨拶 「電通スマート・イノベーション・フォーラムの目指すもの」
(株)電通 ソーシャル・ソリューション局 局長 荒井誠氏
講演1 「住宅・家庭部門におけるエネルギー使用最適化の現状と展望」
(株)住環境計画研究所 所長 中上英俊氏
講演2 「住宅市場の展望と顧客動向、そしてサブユーザーの役割と対策」
ネクスト・アイズ(株) 代表取締役 小野信一氏
講演3 「先進事例にみるスマートホームのあり方と、普及への展望」
建築家 小泉雅生氏
パネルディスカッション
「エンドユーザー視点で考えるスマートホームの課題と展望」
パネリスト:ゲストスピーカーの皆様/コーディネーター:電通
2/17付けの日経新聞にはスマートハウスの広告特集が3面に渡って掲載されていました。
それによると、スマートハウスの定義は「情報通信技術を駆使してエネルギーの無駄なく利用し、快適な生活を維持しながら地球環境に貢献できる」そうです。
スマートハウスに必要な要素は、
「省エネ」:断熱性や気密性の高い建物・高効率の給湯、空調システム
「創エネ」:太陽光発電・太陽熱利用などの自然エネルギー活用、燃料電池
「見える化」:電力使用状況をコントロールするホーム・エネルギー・マネジメント・システム(HEMS)
と言うことなのですが、
今回のフォーラムではハウス(住宅)ではあまりに作り手(供給者)側の考え方だけであり
生活者(住まい手)側からの視点も加えたホーム(家庭)を提唱しようという問題提起がされていました。スマートハウスではなくスマートホームで行こう!
こんな感じ
概念はとても良いなあと思いました。
が、具体的にどうする?と言うところはまだ見えてきません。
終了後、パネラーの一人である小野さんの会社ネクスト・アイズ(株)の方から少々裏話を聞いてきました。
「どうして電通さんがこういう活動をしているんですか?」
「今回は国からの依頼らしいです、住宅部門の節電をもっと進めていきたいようです」
となると経産省さんなんでしょうね。
スマート「ハウス」は、今のところやはり住宅を新築するときの考え方になっているようで、圧倒的に多い既存住宅についてはまだ考慮されていないように見えました。
最後に次回開催へ向けてのアンケートがあったのですが、その項目の中に
「お客様にとって良い家づくりとはなんだと思いますか?」という設問がありました。
私は「プロセスが正直で、納得できるものであること」と回答しました。他の参加者の方はどんな回答を書いたのだろう?
終了後、ビル内をぶらぶらと歩くと、、、
「アド・ミュージアム東京」という表示が。広告の博物館でした。内部は撮影禁止だったので、入口だけの写真です。
入場無料でしたよ!