「設計と現場日誌」
仙台市泉区の工務店。新築の家ではどのくらいの面積(坪数)にしたらいい?
2017年04月24日
とりあえずは木造住宅で大多数が採用している尺モジュールで話を進めます。
(1坪=6尺×6尺 6尺=1.82m)
「土地と建物でどのくらい費用が掛かるのだろう?」
「銀行さんからは『いくらくらいの借入をお考えですか?』って聞かれたけど。」
家の話を具体的に進めて行くには、始めに「資金計画」を大まかにでも決めておく必要があります。
これから土地を購入して、とお考えなら「土地代の上限を押さえないと」家の分に資金が回らなくなる可能性があります。
家の資金についてめどをつけるために「わが家はどれくらいの面積になるのだろう?」と悩む方もいると思います。
そこで、役に立つ経験則をご披露します。
まず、家族で使うスペース(居間、食堂、共用の和室など)で、欲しい畳数を書き出します。例:リビング10畳、食堂6畳、和室6畳など
次に、個室として欲しい畳数を書き出します。例:寝室8畳、子供室6畳など
このとき、玄関や廊下、水回り、収納部分は含めません。
そしてこれを合計して2で割って坪数を出します。(畳数÷2=坪数)
例:10+6+6+8+6=36畳 36÷2=18坪
この18坪に「間取り指数」を掛けます。
間取り指数2.0なら、納戸、縁側、家事室が可能、収納もゆったり
1.8なら、縁側可能、水回り・収納がゆったり
1.6なら、納戸はなし、水回り・収納最小限プラン となります。
※出典 吉田桂二編 「暮らしから描く快適間取りのつくり方 おすすめプラン120」
1995年 彰国社刊