リフォームはどの業者がよいのか？

OB客さんから立て続けに問い合わせの電話と訪問がありました。
一件は、
訪問販売でｴｺｷｭｰﾄの取付をしたけれど、契約と違う機種を入れられてしまって、、
というご相談。
もう一件は、
外壁の塗装工事をしているのだけれど、その職人さんが塗装以外の不具合を見つけたので手配して欲しいといわれて、、
というご相談。
いずれも当社でも施工可能な工事（家一軒やるのですから当然なんですが）で、
正直
「他に頼む前に、なんでうちに相談してくれないのかなあ？」と少々落ち込みました。

↑写真は、当社で実施したエコキュート設置工事です。二世帯住宅なので2台設置しました。
初めのｴｺｷｭｰﾄのご相談は、、、

「追い炊きができるようになるっていうし、別の場所の古屋を解体したかったんだけどそれも安くやってくれるって言うので契約したの。」
「でも、実際に入った機種は、契約書の機種と違って追い炊きができない機種で、、」
「それを指摘したら、浴槽と外壁に穴を空けて配管して取り付けるって言うので、、どうしたらいいでしょうか？」
こちらのお宅は、元々電気温水器が入っていて、まだ耐用年数もきておらず、以前の電気温水器だと追い炊きの効率が悪かったので「差し湯」機能だけのﾀｲﾌﾟをつけていたのです。
追い炊き機能を可能にするには、浴槽との接続（循環ｱﾀﾞﾌﾟﾀ）を交換して配管も行き戻り2本にしなければなりません。
しかも、ﾕﾆｯﾄﾊﾞｽであれば床下から配管が可能ですが、
こちらのお宅は、障害者のご主人のために浴室入浴用のリフトを設置する関係でﾕﾆｯﾄﾊﾞｽではなく、タイル張りの浴室。
今からの配管は非常に困難。
まあ、この訪問販売の人が言うように、浴槽～外壁へと長いドリルで穴を空ければ可能ですが、それではせっかくの外断熱エアサイクルに穴を空けてしまいますし、工法を知らない業者さんには触られたくない。
お客さんも「外壁に穴を空けるなんて聞いていれば、工事自体頼まなかった！」とおっしゃっています。
簡単な器具の交換だとしても建築の知識を必要とすることがあるのです。
水道が漏れれば水道屋さん、漏電すれば電気屋さんに修理やリフォームを依頼します。
でも、他の職種に関わる部分となると、職人さんだけでは判断が付かないこともでます。
部分的な工事だとしても、建物全体を分かっている建築会社や工務店が携わるメリットは、こんなところではないかと思っています。