「設計と現場日誌」
長持ち住宅
2009年04月20日
フローからストックへ。
住宅政策が転換した、と言われています。
背景としてあるのが、環境対策とか地球温暖化(Co2)対策。国際的に約束しちゃったのでということです。
「良いものを作って長く使いましょう」という、ごく当たり前のようなことです。
具体的に言うと、「家歴書」と言われる家の図面や、増改築・メンテナンスの経歴などの資料を整備し、
世代や住まい手が変わっても使い続けられ易くしようという構想が提唱されています。
住宅政策が転換した、と言われています。
背景としてあるのが、環境対策とか地球温暖化(Co2)対策。国際的に約束しちゃったのでということです。
「良いものを作って長く使いましょう」という、ごく当たり前のようなことです。
具体的に言うと、「家歴書」と言われる家の図面や、増改築・メンテナンスの経歴などの資料を整備し、
世代や住まい手が変わっても使い続けられ易くしようという構想が提唱されています。
この「家歴書」、中古住宅の流通を促進させようという目的が感じられます。
構造や、見えない壁の中床下天井裏などに問題がないことを証明する目的に思われるのです。
図面や、使われた建材、設備機器などのカタログ、工事写真など、「モノ」としての資料が「家歴書」の中身となるのだとおもいます。
個人的な意見なのですが、これにもう一つ以下のことを加えるというのはどうでしょうか。
家を建てるときや、大規模なリフォームなどを行うとき、きっとその建て主さん、家主さんの
「思い」というのがあるのだと思います。
あるいは、設計者がその「思い」をくみ取ってどんな設計をしたのか。
そんなことも、住まいの歴史として残しておく。
その「思い」をくみ取って、新しい持ち主の方が家を引き継いでいく。
ちょっとロマンチストかもしれませんが、こんな世の中って良いんじゃないかと思っています。
具体的にどうするんだっていう問題はあるんですが。