「設計と現場日誌」
あけましておめでとうございます。
昨年は皆様にとってどんな年だったでしょうか。
新たな今年は、どんな年にしようとお考えですか?
昨年8月富士山に登った友人が撮った写真です。
日の出の写真なのですが、まるで天使が手を広げているように見えませんか?
今年皆様に良いことがありますよう、天使にお祈りしながら新年の御挨拶とさせていただきます。
また一年よろしくお願いいたします。
柏倉智弘
※昨年受け取ったメールを読み返して、このお話を載せてみたくなりました。
よろしければ続きを読んでみてください。
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「1本のホウキが生んだ、世界の奇跡」
ヘレン・ケラー。
何も見えず、何も聞こえず、何も話せない。
三重苦というとびきりの障害をもちながら、
アニー・サリバンという最高の教師の力を得て成長し、
世界中の福祉に貢献した、誰もが知る「偉人」です。↓
これは、ニュー・イングランドにある精神病院で働く、
名も知れぬ「掃除婦のおばさん」のお話です。
彼女のはたらく病院の地下室には、
「緊張型分裂症(きんちょうがたぶんれつしょう)」 とよばれる
10歳の少女の患者がいました。
何にも反応を示さず、ただ暗い地下室のベットにうずくまっているだけ。
少女は、回復の見こみなしとされていました。
世界から見放され、一言も話さず、
胎児のように丸まったまま動こうとはしなかったのです。
とても愛らしい少女だったのですが、
いまや日々やせおとろえていくばかり。
彼女は毎日、少女の個室のまわりを掃除にやってきました。
そして、食事をドアの下のすきまから、
ホウキの柄で押して、中に入れます。
彼女にも歳の近い娘がいたせいか、少女を不憫に思いますが
そこはただの掃除婦、もちろん何もしてあげることはできません。
そこで彼女は、せめてそこを去る前に、
ホウキの先でその少女を優しく、そっとつついてあげました。
『 ねえ、あなたはひとりじゃないんだよ?少なくとも、
ここに気にかけている人間がいるんだよ 』と、
意思をつたえるためです。
掃除婦のおばさんには、この程度のことしかできませんでした。
そう、しがない人間には、当然のことながら、
この程度のことしかできませんよね?
ほんのちいさな愛です。
ホウキの先ほどの、ほんのちいさな。
そのちいさな愛を、そそぐしかなかった。
その程度のことしかできなくても、ただ伝えたかった。
そのかわり、くる日もくる日もホウキの先で、
その少女を優しくつつきつづけました。
そして、何週間か経ったある日のこと。
小さな変化が起こりました。
ただ死を待つばかりだった少女が、
なんと自分の手で食事を受け取るようになったのです。
さらに時が経つにつれ、少女は座ることもできるようになり、
掃除婦のおばさんと話をすることまでできるようになったのです…!
こんなことって、ありえるのでしょうか?
偉いお医者の手では、完全にお手上げだったのに??
こうして少女は、奇蹟ともいえる回復をとげることができたのです。
それから何年か経った、あるうららかな春の日。
その精神病院の院長は、アラバマ州のひとりの紳士から、
ひとつのお願いを受けます。
その紳士の子どもも極度の障害児で、
世話をしてくれる人を探しているというのです。
その奇跡的な回復をとげた少女は、20歳になっていました。
院長は、その彼女を紳士に紹介しました。
彼女の名は『 アニー・サリバン 』
そう、ヘレン・ケラーの偉大すぎる偉業を生みだした教師です!
地下室でただ死を待つしかなかった、あの少女が、です。
ケラーの世界的偉業。
それは、アニー・サリバンがつくりだしたということは、
いまや万人が認めるところです。
でも、ちょっと思い出してみませんか?
そのアニー・サリバンをつくりだしたのは、何なのでしょう…?
ケラーとサリバンの業績だけを見ていると、なかなか気づかないのですが
しかし、その成功の「真の生みの親」は、何なのでしょうか…?
どんな大木も、どんな大企業も、どんな大成功も、
もとをたどればすべて、『 ちいさなちいさな種 』
からはじまっていること
忘れたくないと、わたしなどは思います。
あなたもそう思ってくださると、うれしいです。
主婦だろうと、子どもだろうと、老人だろうと、
立場も状況も関係なく、だれもができ、 そして成功に直結していることとは。
それはもう、だれかが語るようなことではありませんよね。
いま、あなたの心のなかにあるものが、こたえです。
『 愛は太陽が顔を出す前の雲に似ている。もちろん雲に触れることはできない 』
アニー・サリバン
ささやかなことがとっても大切なんですね。
今自分にできるどんなにささやかなことも
大切にして愛をもって行なっていきましょう
何の見返りも求めずに
ただ目の前の人にしてさしあげる
小さな思いやりが、いつしか、大きな花を咲かせ
素晴らしい実を結ぶんです
小さな心使いが、いつしか
大きな愛に変わっていく
人生は、奥が深くて・・・・
ほんま楽しいものですねぇ(^-^)
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引用終わり