「設計と現場日誌」
亘理町荒浜へ
2011年06月08日
昨日は亘理町荒浜へ。
こちらも津波被害が甚大だったところです。
TOTOリモデルクラブ宮城店会でご一緒しているウサミさんが太陽光発電システムを設置したお宅へ同行しました。
こちらも津波被害が甚大だったところです。
TOTOリモデルクラブ宮城店会でご一緒しているウサミさんが太陽光発電システムを設置したお宅へ同行しました。
「基礎が痛んでいるので立て替えた方がいい」とお客さんが知り合いに言われたらしいんだけど、自分が見るにはそんなに悪くないのでリフォームできるんじゃないかと思うんだ。一緒に見に行ってほしい。
そんなご依頼だったのです。
お客さんとお会いしてお話を聞くと、、
「廻りのみんなもリフォームの見積をとっているけれど、だいたい1000万円以上。うちは坪数も大きいから1500万くらいかかっちゃうかもしれない。そのぐらいなら小さな家を建てられるよね。いまなら解体費は町がもってくれるし。悩んでいるんだ。」とのこと。
建物を確認すると、基礎廻りの犬走りの下の地面が津波でえぐられているものの、基礎の沈下は認められず。何より驚いたのが室内の状況の良さ。泥がほとんど残っていなかったのです。
畳の下の床板を一枚剥がして床下を覗いてみても泥は完全に乾燥しており厚み5ミリくらい。
材木屋さんの親戚にたのんで木材を手配したと言うだけあり、和室の柱、化粧階段などはすばらしい材料でした。壊すのはもったいない、、
「もし必要でしたら概算のリフォーム費用を見積もりしますよ」とお話しして帰ってきました。
こちらの地区も、建築制限がかかるかもしれずリフォームをするとしても町の方針が決まってからでないと着手できないようです。