「設計と現場日誌」
仙台市で土地探しに役立つ”ワンストップサービス”とは
今日は自分自身が持っている宅地建物取引主任者資格の、5年に一度の法定講習でした。
運転免許の更新のように、定期的に講習を受けなければならないのです。
同様に「建築士」も、3年に一度の定期講習制度があります。こちらは「講習」だけでなく「考査」といいまして試験があります。不合格だと更新できません。こういう講習会はどうしても眠くなるものですが、考査があると思うとおちおち寝ていられませんね。
さて、本日の講習なのですが朝の9時から夕方4時30分間まで。なんと6時間(まるまる一日です)。
5年の間に法律が改正されて名称が「主任者」から「士」に格上げされました。そのため?に前回まで5時間だった講習時間が6時間に、一時間増えてしまったのです。講習修了後、無事『宅地建物取引士』となった免許証を受け取ってきました。
私たちの会社は、注文住宅を建築する会社な訳ですがこの仕事をするために必要な建設業の許可の他に、宅地建物取引業(要するに不動産業)の免許も取得しています。
当社が、直接的に売主になったり買主になったり不動産仲介に入ることはほぼありません。
ワンストップサービスとは?
お客様が建築を考えるときに、土地購入をしなければいけないことは多々あります。そんなときにお役に立てればと考えての宅地建物取引業免許なのです。
最近は、新築にこだわらず中古住宅中古マンションを購入してリフォームして住もうというお考えの方も増えてきました。
そうすると、まず物件を探して(不動産業者)、そして住宅ローンを借りて(金融機関)、どんなリフォームが良いか検討し(建築業者)、工事を依頼するという流れになります。
お客様はこの一連の家づくりのプロセスではいろいろな業者と連絡し依頼しなければならないわけですが、これを一カ所で相談できたら一般消費者の方には面倒が少なくて良いのではないでしょうか。
これを「ワンストップサービス」と呼びます。
(業界内ではちょっとした流行語になっているように感じますが、お客様にとっては「ワンストップサービス」という言葉はあまりなじみがないかもしれませんね。)
5年間の法定講習のインターバル中に、宅地建物取引主任者法の法律改正がありました。
宅建業者(不動産業者)も積極的に不動産住宅関連の他のプロと提携して「ワンストップサービス」を提供していく方向へ誘導していくようです。
例えば、インスペクションという分野があります。中古住宅購入の際にその住宅が大丈夫か確認したと思いますよね。そんなとき、不動産業者が提携している建築士などに調査を依頼することができる制度などが新設されています。
私たちはどちらかというと(いやほとんどが)建築をメインに行っています。
ただ、考えてみれば私たちもワンストップサービスのご提供ができるのです。
今までも行ってきたサービスでした。
今までも、「土地を探して欲しい」「この土地で大丈夫か、調査して欲しい」「中古の家を買うのに見て欲しい」というご要望がありました。
住宅ローンに関して、銀行ではないですが資金計画とセットでご提案することは常です。当社にはファイナンシャルプランナーも在籍しています。(常務ですが)
そして新築やリフォームは「私たちの本業」です。
そう考えれば、「これから家を」とお考えの方にとっての「最初の窓口」としての役割が私たちも十分果たせるんじゃないかなあ?と、講習を受けながら考えていました。
まずはご相談!でも、シックハウスになるような家はご提供したくありませんのでエアサイクル住建の家づくり、いいかも?と思っていただいた方限定ですよ。
※余談ですが、会場でお客様にお目にかかりました。
講習の受付にいらっしゃったのですが昨年、ちょっとしたリフォーム工事を担当させていただいた、不動産屋さんの社長さんでした。
一瞬お名前が出てこなくて失礼してしまいましたが、休憩時間のご挨拶することができてホッとしました。