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仙台市の家事動線を考えた家づくりについて

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「設計と現場日誌」

仙台市の家事動線を考えた家づくりについて

2018年06月05日

〇「こうすれば良かった」の声

これから家をと考えている奥様は、どんなお悩みをお持ちなのでしょうか。
家を建てた方の体験談とか失敗談って気になるものですよね。

ネットをいろいろとみていたら「家事動線」について書かれているサイトを見つけました。

住宅を設計する上で「家事動線」を短くすることは、住みやすい家にするために大切なことです。

 

「洗濯の動線」と「食事動線」(多分炊事の動線と言った方が適切でしょうか?)を合わせて「家事動線」と言います。
洗濯と炊事は同時に行うことが多いのでこの二つを結ぶ線が短ければ家事のしやすい家といえるわけです。

ところで、洗濯って洗って終わりではありませんよね。洗って、干して、畳んで、仕舞うまでがワンセット。この流れが短ければ家事の負担が少なくなります。洗う場所(脱衣室が多いでしょうか)から干す場所(二階のベランダだったりします)が遠ければ洗濯動線は長くなってしまいます。

 

濡れた洗濯物を二階のベランダまで運ぶのも結構重労働ですよね。
洗濯して干すのが一階だったとしても、畳んで二階にあるタンスやチェストまで運ばなければなりません。

 

ある工務店さんが家を建てたかたに聞いた「こうすればよかった」の声のなかには、、、、、
「洗濯物を一階(軒先でしょうか?)で干すので、乾いた洗濯物が一階に置きっぱなしになってしまう。収納場所を一階にすれば良かった」という声があるのだそうです。
そうなってしまうのも分かるような気がします。

 

そんなに気を遣うお客様って滅多にないものですが、さすがに洗濯物を目の前に出しっぱなしというわけにはいきませんから、慌てて仕舞う場面も出てくるかもしれません。

これからの梅雨時は室内干しも増えますが、室内に干す場所がリビングルームというご家庭もあるかもしれません。
リビングルームや隣接する和室に「室内干し用の竿がけ」を後付けしたお宅もありますね。

〇二階に浴室というお住まい

もう24年も前になりますが、宮城野区蒲生で建築したお客様の事例です。

 

子供さんが3人いて「私、洗濯が大好きなんです」とおっしゃる奥様は、
「洗濯したらすぐにベランダに干せるよう、洗濯機を二階に置きたいんです。」とおっしゃいました。

 

間取りとしては浴室脱衣室を二階におき、ベランダに直結するという形になりました。

「洗濯動線」を最短にしようという考えですね。

 

ちなみに、当時ご主人は工場勤務で三交代制の夜勤がある勤務形態でした。日中に睡眠時間を確保することが多かったので寝室として考えた和室に一工夫を。

 

サッシ窓の内側は通常紙張りの内障子にすることが多いです。しかしこの障子部分をこちらのお宅では「襖」にしたのです。窓に襖を閉めれば日中でも室内はほぼ真っ暗。安眠のための工夫でした。

 

残念ながら東日本大震災の津波でこちらのお住まいは流出。一昨年ようやく代替え地に住宅再建が叶い、今回も家づくりのお手伝いをさせていただくことができきました。

〇最近の事例

実は我が家も「二階浴室」の間取りです。洗濯動線の最短化を図っています。

 

共働きのため平日の洗濯は夜です。天気が良い休日に洗濯物を干すためのベランダ手前には、部屋干し用のちょっと幅広いホールを設けています。ちょっとずぼらなんですが、乾いた下着をそのまま着ることもあったりします。

 

隣が寝室とウオークインクローゼット(WIC)なので乾いた服を収納するのにも最短距離。

 

唯一ワイシャツのアイロンがけだけは、一階のリビングでテレビの前に陣取って見ながらやってくれています。(週一回の休みの日だけですけども)

 

ご関心があれば、事前予約でご見学いただくことができます。→こちらをクリック!

 

 

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