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いつも誰かがやってくる家

株式会社 仙台エアサイクル住建
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「設計と現場日誌」

いつも誰かがやってくる家

2019年03月30日

点検訪問で伺ったこちらのお宅。

ご夫婦ともに卓球の選手で、自宅の中に「卓球場を作った」のです。

まずは柱のない大空間にするために、卓球場の上には二階をのせていません。

そして床。体育館の床と同様の構造をとりました。

適度なたわみと強度を持たせるための構造です。
仕上げのフローリングは、こちらも体育館と同様の複合フローリング。
住宅部分は、脚触りの良い檜の無塗装材をオイル仕上げとしていますが、
卓球場の床は表面を固めるためにしっかりとウレタン塗装された製品を使いました。

住宅地ですので近隣に音が漏れないよう、防音にも配慮しました。

壁の中には吸音のためのウール、通常の石膏ボードに加えて、ゴムマットが裏打ちされている「遮音パネル」を張り、仕上げは音を吸収する「布クロス」としています。

その結果

口コミでいろんな人が卓球をしに集まってくるようになりました。

職場の転勤で大崎市三本木にこの家は建っているのですが、遠く仙台市内からも主婦の方が毎日のようにいらっしゃいます。

さらに、、福原選手や張本選手の出身と言うこともあるのか卓球の大会が仙台で行われることも多いそうで、そんなときは選手の方も泊まり込みで来ることがあるそうです。

「冬じゃなければ卓球場に布団を敷いて泊まっていく人もいるよ」
「卓球場のカレンダーに、次に来るときの予約を書いていくんですよ。」
「すぐ近くに温泉施設があるから、練習後に温泉に入って帰っていく人もいるし」などなど、卓球を通じた交流の場になっているようです。

お二人は県外からの移住なのですが、来るお客様がよく宮城の地酒を持ってくるのですっかりファンになってしまったそうで、卓球台を眺められるようつくったFIX窓沿いに、酒瓶が飾ってありました。

「自分の中のランキング順に並べているんですよ」

楽しくお住まいのようで嬉しいです。
そうそう、もう一つ嬉しいお話が。
同僚のお子様達もよくやってくるそうですが、その子は自分の家よりも無垢の檜フローリングが大好きで「木の家はいいね」と言っているのだそう。
同僚さんの家は、とある有名メーカーさんの家とのことです。

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