「設計と現場日誌」
仙台市でつかえる宮城県からのリフォーム関連補助金
こんにちは。
今年は年度初めから仙台市の熱活補助金についてのお問い合わせと工事が続きました。
そのうちのお問い合わせの中に
「仙台市以外に宮城県からの補助金も使えるようですが、、、?」というものがありました。
平成31年度スマートエネルギー住宅普及促進事業補助金
そうなんですね、宮城県からもリフォーム工事に補助金が出るんです。仙台市と同じく省エネ創エネを目的とするリフォームが対象です。
数年前にも取り扱った事例があるのですが、そのときの要件は窓の断熱改修の場合は「家の窓すべてを」断熱改修することが条件でした。
この条件だと、勝手口などの断熱改修がしづらくなおかつ費用もかかるので仙台市の熱活補助金ほど使用実績が無かったのです。
ところが今年度の要件を確認してみたところ
「部屋ごとで」すべての窓を断熱改修(たとえば内窓設置)をすれば補助対象となります。
具体的な補助金の額は?
一番お手軽な窓の断熱改修(内窓設置)は以下の表のようになっています。
ちなみに宮城県の「スマートエネルギー住宅普及促進事業補助金」は、太陽光発電関連も補助対象となっています。
こと窓断熱改修に関しては、仙台市の熱活補助金と同額が出ます。上限10万円も一緒です。
違いが一つあるのは「ドア交換」、要するに玄関ドア引き戸の交換も対象となっていることです。(全体で10万円の上限はかわらないのですが)
玄関ドアの一日交換工事
玄関ドア。明るさを取るためにガラスが多いタイプがありますね。北玄関だったりすると冬の寒さが伝わってきてただでさえ暖房がなくて冷えている玄関ホールや廊下が寒く感じます。
玄関ドアを交換しようとすると、窓のサッシと同じく外壁に取り付けている枠を外壁ごと解体し、新しい玄関ドアを入れ替える工事が必要でした。
付随して外壁の手直し、ポーチタイルや玄関内部の床タイル補修なども必要でした。工事が終わるまで戸締まりは万全ではないので防犯面でも不安がありました。
近年、こうした施工上の不安を解消して短時間で玄関ドア工事を完了できる工法が、各サッシメーカーから提案されています。
カバー工法などと呼ばれています。
こちらはそのカバー工法で玄関ドアの断熱改修した事例です。
北玄関でしかもガラス面が大きく、枠や框(フレーム部分)もアルミ製でしたから寒さもあり結露もありました。
改修後の写真がこちら。ガラスの部分は少し控えめにして断熱型の複層ガラスが入っています。
ドアそのものも表面が木調で断熱材が入っている構造。
玄関や廊下の寒さがぐっと軽減されました。
暑い夏が過ぎたばかりで、冬のことは考えにくいかもしれませんが、仙台市の補助金は一月いっぱい、宮城県の補助金は十二月いっぱいが締め切りです。
締め切り前でも予算に達した時点で本年度の受付が終了となります。
「暖かい家にしたい!」とお考えの方はご相談ください。