「設計と現場日誌」
2020年今年もよろしくお願いします。
2020年 いよいよ東京オリンピックが開かれる年が明けました。
今年も木の家、温もりのある家を通して皆様を笑顔にして参りたいと思います。
年始のお休み中に考えたこと
当社の仕事始めは1月7日(火)からです。事務方の定休日の一つが第一月曜日のため休みをそろえたのです。
私の妻の仕事始めは1月4日(土)。大学生の娘は大阪へ遊びに行ってしまいました。ひとりで家にいてもさみしいので会社近くのマクドナルドで半日読書をしていました。
マックに行くといつも感じるのですが、小さな子供連れのご家族が多く来店しています。
ここに来ていると日本の少子化ってほんとかな?と思ってしまいます。
子供って日本の未来そのものですよね。
こういう子供たちが健やかに暮らせる家をご提供していきたいと改めて感じます。アレルギー体質のお子さんて相変わらず多いようですし。
最近の家づくり、ちょっと気になる話題
「エアサイクル」の社名のもととなった「パッシブエアサイクル(PAC)工法」。何のためにエアサイクル工法を採用しているのかと言えば、住む人が健康安全快適に生活できるため。
そのためには、家の中の空気の質を考えなければなりません。端的に言えば、構造材や内装材などの安全性です。
大きな前提となるのは耐震性や耐久性。長年住み続ける家だからこそ当たり前に必要なものとも言えます。
20年ほど前に比べると、家を建てる人の年齢が若くなっているようです。当社のお客様を見ても「小学校入学前に」家を建てたいというご希望が多いですし、子供さんが生まれてすぐの20代で家を建てる人も増えているようです。
そして、年齢が若いほど住宅ローンも長期にわたって組めます。つまり返済の回数が多くできると言うわけですね。
そうすると同じ額を借りたとしても月々の返済額が少なくなる、もしくは同じ返済額なら「大きなローンが組める」のです。
長期にわたるローンで心配なのが金利の変動です。現在の金利はほぼゼロに近くなっているため変動とはすなわち上昇を意味します。その意味で「全期間固定型住宅ローン」フラット35が使えるのであればこちらをお薦めしています。
ちょっと気になるとは取引先の銀行さんのお話なのです。フラット35の35年を上回る40年の住宅ローンを組む若者世代が少なくないと言うこと。さらに借入額も増加傾向にある、と言うのです。ちょっと怖くありませんか?
中には今現在の自動車ローンの残高も住宅ローンに組み込んで払ってしまおうなどという計画を立てていた方もいるそうです。
当社で家を建てていただいたお客様。世代交代が近づく。
社歴が長くなるにつれて、建築を担当した住宅の変化を目にすることが多くなりました。
物理的な劣化や故障などのほかに、その住宅に住むご家族の変化があります。
当たり前ですが足し算をすれば、0歳の子供さんがいるご家族も建築後20年するとそのお子さんは20歳。大学生や社会人となり家を巣立っていくことは十分に考えられるわけです。
子育てしやすい家づくりと、子供がいなくなった後の生活も充実した家づくりを両立するべきだなあと感じています。
ラインナップを増やしました。
当社の家づくりのラインナップ(そんなものがあったわけではないのですが)が増えました。
PAC工法の住宅を「健康住宅」と名付けてきました。構造とか断熱をしっかり作り健康で安全な家であると同時に、家族の生活を考えた「広がり空間の間取り」の両輪で木の家を作ってきました。
「広がり空間」とはPAC住宅の顧問であった建築家の故吉田桂二先生が提唱した設計の考え方です。
手法はいろいろあるわけですが、根本の部分は「何のために家を建てるの?」という問いかけと思っています。
だいぶ古い本になってしまいましたが、吉田先生の著書「間違いだらけの住まいづくり」はそんな問いかけかもしれません。
「家づくりの目的は?」
「子供を健やかに育てるため。」きっとそうだと思います。
が、子育ての年月以上の年数で住宅ローンを組むのなら子育て後の人生も充実させたいですよね。
ひょっとしていま家づくりを計画中の皆さんは、長期のローンを組むことに紛れて、無駄に床面積を増やしたり余計な設備で無駄なお金を使おうとしていませんか?
みんながそうしているから正しいと思っていても、実は間違っている常識があります。新「間違いだらけの住まいづくり」かもしれませんね。
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