「設計と現場日誌」
大工さんがいなくなった。誰に相談すればいいの?
「大工さん」。よく年配の方に我が社もそう呼ばれることがあります。
「大工さん」というと本当の「大工職人個人」と思う方が多いですが、お家の工事を担当してくれる建築会社や工務店のような「業者」のことを「大工さん」と呼んでいる年配の方がたまにおられます。
昨年、当社のお客様からご紹介頂いた方もそうでした。
「うちのご近所さんなんだけど、『大工さんを紹介して欲しい』って言われて」。と御電話を頂いたのです。
厳密な意味で私は「大工」ではないのですが、ははー「建築業者」を紹介して欲しいと言うことだなと分かりました。
何処に頼んで良いか分からない
さっそくお伺いしてみると、気になる部分というのは「一階の床があちこち音がする」「シロアリが心配」と言うことでした。
こちらは造成後50年近く経つ団地で、実はこちらのお客様(Aさんとします)も何度か修理やリフォーム工事をなさっているお住まいでした。
それがどうして今回は?と伺うと
「前に頼んでいた大工さんがいなくなってしまったの。どこに頼んで良いか分からなくて。」というお答えだったのです。
Aさんは「大工さん」とおっしゃいますが、よくよく聞いてみると、職人さんではなくリフォーム工事会社さんだったようです。
私もお名前は存じ上げている会社さんでしたが、数年前に廃業していたのです。
リフォーム会社、住宅会社の探し方
訪問販売のリフォーム会社さんや、震災を機に仙台宮城に進出した会社さんなど、撤退や廃業している会社さんも出てきています。
信頼できるご友人がいらっしゃればご紹介いただくのが一番よいかと思います。
それ以外の判断材料としては
①建築業許可を持っていること。実は工事金額500万円以下の工事であれば建設業の許可が無くても工事ができることになっています。
②業界団体に加盟していること。
主な団体としては 一般社団法人 日本住宅リフォーム産業協(ジェルコ) http://www.jerco.or.jp/
や、一般社団法人ベターライフリフォーム協会 https://www.blr.or.jp/
等があります。ちなみに当社はジェルコの会員です。
③地元で10年以上、営業していること。
などを調べて判断なさるといいのでは。
今はどちらの会社さんもホームページが充実していますので、これらのチェックポイントを踏まえて、「お客様目線で、専門用語を使わずに、要望や不安を理解してくれる建築会社『大工さん』」を探してください。
当社もご相談、お見積もりは「無料」で対応させて頂いています。
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