「設計と現場日誌」
宮城・仙台の工務店。住宅の修理に火災保険が使える場合があります。
2020年12月16日
火災保険。文字通り火事になってしまったときの保険なのですが、実はそれ以外の被災や損害をカバーしている保険なのです。
もちろん、火災だけしか補償していない契約もあるのですがたいていの場合「風災」「雪災」「水災」なども補償していることが多いです。
ただし、見た目の保険料を安くしようとすれば補償範囲を絞った保険をオススメしている保険代理店の方もいらっしゃいますからいざ何かあったときには
「それは補償されていません」ということになってしまうこともあります。
排水の水漏れで相談を受けた友人は、住宅金融公庫の特約火災保険に契約していました。
20年前の契約で、ローン期間の25年間一括契約。しかも補償範囲が幅広い!水道管の凍結被害まで補償されていました。
住宅金融公庫は現在なくなってしまったので住宅ローンを組んだ場合も、火災保険はお客様の自由に契約できます。
ただし、ここで問題になるのはその補償範囲です。
例えば「水災」。洪水の恐れがある場合には掛けておくべきです。近くに川がないなら必要ないと思いますよね。
ところが、高台であっても豪雨による土砂崩れは「水災」の補償に入っていないと保険金は出ないのです。
保険料だけでなくその補償範囲をしっかり確認する必要があります。