新築施工事例
車椅子で暮らすための自然素材の平屋 亘理町K様
新築概要
- 【住所】宮城県亘理郡亘理町
- 【工事内容】
木造軸組み在来工法 パッシブエアサイクル工法 敷地面積:375.84㎡(113.46坪) 延床面積:125.45㎡(37.87坪) ・新築工事 ・外構工事
家づくりへの思い
「平屋を建てたいんです。そこで平屋を売りにしている建築会社に相談に行ったのですが、もうある段階から進まないんです。」「私たちがそのプランでは満足できないので要望しても、それ以上考えようとしないんです。これでいいでしょって感じで・・・」奥様は建築にあたり、実に16ページにわたるご要望書を用意してくださいました。
リビングの写真です。柱と梁は国産の杉材、床は国産無垢のナラを使用しています。今回は古民家風に、、、(和モダンに)というご要望で着色はオスモの塗料を用いました。壁は土佐和紙、天井は秋田杉を貼っています。存在感がある大黒柱は7寸角の杉です。当社の資材置き場に10年間保管していた逸品です。(まさか黒くなるとは思っていなかったのですが・・・)
リビングに隣接する和室です。車椅子から移乗しやすいように、という意図であえて段差をもうけています。床下に収納をとる関係で、畳は薄めにしました。(アトピッコハウスのゼロホルム畳、畳表は減農薬天然泥染めの国産イグサ)天井は勾配天井とし、梁をあらわすことで高さを確保しています。
お客様との出会い
Kさんとの出逢いは、2005年10月。資料請求をいただいた後、構造見学会に参加されたのですが、その際「はっ」としました。Kさんは車椅子利用者なのですが、わざわざバリアだらけの建築現場にお出でいただいたのです。