新築施工事例
端正な自然素材の家 仙台市若林区Y様
新築概要
- 【住所】宮城県仙台市若林区
- 【工事内容】
木造在来軸組み工法
長期優良住宅
パッシブエアサイクル工法
敷地面積:154.75㎡(46.71坪)
延床面積:132.75㎡(40.07坪)
・新築工事
・外構工事
家づくりへの思い
見学会で言われた印象的な言葉があります。「御社はこんなに木をふんだんに見せないとダメなのか?」
「エアサイクルはいいと思うんだけど、あんまり『無垢の木』
って主張しすぎるのは好きじゃないんだよね。それでもいいの?」
注文住宅なので、構造材や内装材の見せ方は
お施主さんそれぞれのお好みに合わせていることを
ご理解いただき、家づくりをご依頼されることになりました。
お火炉です。 工事のご依頼をいただく際、お婆ちゃんの旦那さんが大切にしていたお火炉をちょっと加工出来ないかと相談されていました。灰を抜いて毛氈を敷きテーブルトップとしてガラスを乗せショーケース兼テーブルとしてみました。昭和20年代、給料一ヶ月分の代金だったそうです。北六番丁にあったユノメさんから買ったんだとおっしゃってました。
壁掛けテレビを設置する壁の側面には、小さめの仏間を配置しました。キッチン、リビングダイニング、畳コーナーとL型に広がる家族空間です。足触りが気に入っていただいたのでフローリングは檜の無垢材を使用していますが、木を主張しすぎないようにとのご希望からほぼ節のないものを張っています。
お客様との出会い
出会いは2011年12月。HPからの資料請求でした。 その後、建築現場と完成住宅を見学いただきました。
担当者から一言
震災で被災し、解体工事は仙台市が行ってくれることになりました。
そろそろ建て替えをと考えていたかたにはありがたかったと思います。
建築に当たって問題になったのが前面道路。行き止まりの私道で、しかも建築確認申請に必要な道路幅4mぎりぎりだったのです。
申請後には仙台市の職員が現地を実測しにきました。
もう一つの問題が水道。
公道であれば前面道路には十分な太さの水道管が通っているのですが、今回の場合、私道に面した方々が共有する水道管で本来必要な太さがなかったのです。
規定通りなら公道に接する部分から新たに水道管を引き直す必要がありました。
ただ、今回の場合は被災建物の建て替えということもあり、水道局と協議した結果、もし水圧低下などの問題が発生したらその時点で対応するという念書を入れることで水道工事の許可を取ることができました。
工事費の削減ができ、お客様は大変助かったことと思います。