新築施工事例
立地条件を克服する採光と広がり、浴室にもこだわった自然素材の家 松島町K様
新築概要
- 【住所】宮城県宮城郡松島町
- 【工事内容】
木造軸組み在来工法 パッシブエアサイクル工法 敷地面積:416.11㎡(125.62坪) 延床面積:155.67㎡(46.99坪) ・新築工事 ・外構工事
家づくりへの思い
Kさんが家づくりで重視されたのが・・・●マンションで結露に悩まされたので、調湿性のある家
●温度差が少ない家
●立地条件に問題があるので、明るさが確保できる間取り
さて、どんな家ができたでしょう?
リビングの写真です。南隣に4階建ての建物があり、日当たりが厳しいため、東側に天窓+吹き抜けを設けて明るさを取り入れています。柱と梁は国産の杉材、床は無垢の檜を使用しました。壁は100%自然素材でつくった珪藻土(はいから小町)です。写真奥は、奥さまこだわりのキッチンスペースとなっています。また、1階全体にPACオリジナルの床暖房が設置されています。
お客様との出会い
Kさんとの出逢いは、2005年8月。その時に
「2008年3月前の入居スケジュールで」と相談されたときは、
ちょっとビックリしました。
実はKさん、相続や敷地分割etc、、、、
建築前にいろいろと整理しなければいけないことがあったのです。
また、娘さんの新入学にあわせたいというご意向もあり、
しっかりと計画立てをされていました。
当社としても様々な手続きに協力させていただき、
無事3月末でお引き渡しが出来ました。
担当者から一言
子供の頃住んでいた家の建て替えということで、立地要件はよくご存じでした。
「とにかく寒いんです。冬になると日は当たらないし川の隣だから風は強いし。」
なんとか日照を得ようと、二階からの光を一階へ導くようプランニングしました。
東側に設けた大きなトップライトもその役目を果たしています。
逆に夏場は、日射を遮るためにトップライトのオプション品であるベネシアンブラインドを閉めて対応しています。
今回の敷地は、亡くなったおじいさんの名義のままでした。実質的に跡取りだったお父さんはすでにお亡くなりになっていて、相続の協議をおじさんおばさんと行わなければなりません。
こうしたケースで親族と音信不通であったり仲が悪かったりするとすんなりと相続できないことがあり得ます。
幸いなことに皆さんが同じ松島町内にお住まいで、交流もあったことで協議は問題なく決着。ご親戚やご近所と仲良くしていることはいざというときの助けになりますね。