建替えかリフォームか?でお悩みの方
検討すべき3つのバランス
現在お住まいの家があって、
「建替えがいいか、リフォームがいいか?」とお悩みの方。
あなたはきっとご家族を大切にする方なのでしょうね。
古い家にはたくさんの思い出が詰まっています。
ですから、あなたが悩まれるのも無理はないと思います。
それでもどちらかを選ばなければいけないときがあります。
そうした場合、以下の3つの視点からご検討してみてはいかがでしょう?
①構造(耐久性)
木造の建物は、骨組みの木が乾燥していれば、
思いのほか長持ちします。
資産評価と実際の建物の耐久性がリンクするとは限りません。
ただし、骨組みの木が腐っていたり、
シロアリの被害が大きかったり、
建物を支える基礎コンクリートの耐久性に問題があって
耐震性が著しく損なわれている場合は、
建替えを前提にしてご検討したほうが無難だと思います。
いずれにしても、建築士がしっかりと現況を
チェックすることから、スタートすることをお勧めします。
②資金
すみません、現実的な話になりました。
しかし、資金面での検討も避けては通れません。
建替えをする場合、更地から建築するのと違い、
「解体工事」が必要になります。
解体するお家の構造、大きさにもよりますが
150~200万円位は想定しておく必要があります。
また、家を建替えている間の「仮住まい」費用も必要です。
これはリフォームでも規模が大きい場合は必要となりますが、
建替えの場合は半年程度の家賃と
2回の引越し代がかかることになります。
さらに、ローンを組む場合は、月々の返済や返済期間の検討、
ライフプランの検討までしっかりと計画しましょう。
③思い入れ
これは理屈ではないんです。
ご家族の中でも考えはさまざまだと思います。
だからこそ、建替えかリフォームか悩まれるのですよね。
構造の部分にどうしても心配がある、
先々を考えた場合に心配があるとお考えであれば、
現在のお家で思い入れのある部分を再利用する
といった対応もあるかと思います。
こういったお悩みに関しても、お気軽に相談くださいね。